同じく関西シクロクロス希望が丘より。例によって敬称略。
小さなこぶを登って降りるところ。2つのコーナーがあるが、油断しているとオーバーランしそうなセクション。轍があるが、これは雪が残っていた時の試走でできた轍で、この時点では必ずしもベストではなくなっている。
アグレッシブライン
映っているのはシマノドリンキング松井正史、愛三サポーターズクラブ大原満。インを突いていって、さっとブレーキを掛けて最小限の減速で曲がり、2つめの角の途中から加速しはじめる。
アグレッシブといいながら、轍ができていることからわかるように、最多数派でもある。
トップ選手だからスムーズに曲がっていけるが、私のような下々レベルだとコーナーで止まりそうになるまでの減速を余儀なくされるか、コーナーの出口でオーバーランしそうになって減速を余儀なくされるか。それからあわてて再加速しなければならない。タイムと体力のロスになる。
三船ライン
と名付けながら、当の三船雅彦の動画がない。
スワコレーシング小坂正則。入りを少し轍の外にするだけでずいぶんとスムーズに曲がり、再加速できる。
梅丹本舗GDR岡崎和也。轍より30cmほど外側を走る。この時にはだいぶ地面が固くなっていたが、もっとマディな場合だとこのラインのグリップのよさが際立つ。コーナーの手前からスムーズに加速に移行できている。
急がば回れライン
旧Nakagawaクロスブラザーズの京都ウィーラープローグ中津顕とNakagawaAS'Kデザイン福田透。中津は大きく回り、福田はアグレッシブライン。
走りという点では一番スムーズな、泥本も採用したライン。こぶの下りのスピードをいちばん活かせる。加速もカーブのかなり手前からの加速も可能。あとは大回りのデメリットをどう考えるか。
私はこのラインを目指していたけど、実際にとれたのは1度だけ。その前のコブのいちばん低いところを通って省エネをしたつもりだったら下りもそのまま轍のラインに入ってしまうという失敗をやってしまった。もしそのまま強引にアウトに切り換えたら最初のコーナーがうまく曲がれなかっただろう。この動画のようにこぶを越えるときから高いところを通ってアウトを攻める準備をしていないとアウトのラインを取れない。そのためにはその前のセクションを通る時からアウトのラインを取るんだという意思を持って走らなければならない。そのためには余裕を持って走っていなければならない。余裕を持って走るためには・・・・、がんばりましょう。